立体刺繍風に挑戦 ~のらしver~Vol.2
「TL」、「RT」、「DM」、「ww」、「リプ」、「個チャ」etc
SNSであふれる言葉たち・・・
本当は良くわからないのに、わかっているフリをして過ごしているのらしごとですww
さて、前回試行錯誤しながらもなんとか仕上げた刺しゅうピアスですが、
まだまだ改良したい点があったので、今回やってみました!
①裏の白フェルト丸見え問題
接着剤で張り付けたフェルトが幅を利かせております。
【解決策】
*ブロッコリー:裏に緑のフェルトを貼ってみた
*エビお寿司:反転させたエビお寿司を貼ってみた
前回よりもいい感じ!
②側面にも刺繍を施したい問題
やっぱりこっちも気になります。
【解決策】
*刺しゅうデータをちょこっと触ってみた
どうでしょうか?
横からみてもエビの柄とブロッコリーの緑が見えるようになりました!
そして、完成したイヤリングがこちら!!!
上からもどうぞ
完成ーーーーー!!ということにしますっ!
さて、前回の『立体刺繍風に挑戦』の後、弊社スタッフからアドバイスをもらいました。
その名も、『刺しゅうしてる最中にフェルトを置いちゃう作戦!』
どうするのかと言うと・・・
【準備】
①彩(SAI)で縫う際、縫い色順を決める場面があるのですが、機械を一度止めたい糸(針/色)の後に、画面赤丸をぽちっとします。
今回は2色目の後にストップさせたいので、このようにします。
②すると、画面赤丸の様に印が入ります。
これで、準備はOK!
(何この便利な機能!!)
【縫い作業】
①縫います。
2色目でストップをかけているので、自動で一旦止まります。
②茶フェルトを置いて、動かないように軽くとめておきます。
③フェルトを置いたらまたポチっとスタートさせます。
④縫い終わりました
【仕上げ】
①こんな感じに縫いあがりました。
②ヒートカットします。
まずは、茶色のフェルト(甲羅部分)のみカットします。
その後、初めに縫った(本体部分)ものもヒートカットします。
③完成
不器用は見逃してぇーーーー(/(エ)\)下さいませ・・・
(手が滑って甲羅部分に傷が・・・)
と、エビお寿司もこの方法で作ってみました。
再度申し上げますが、不器用は大目に見て下さいませ・・・
この方法で作るとより一体感が増します。
*カタツムリは、ワッペンを作る方法としても使えますねぇ
*エビお寿司のエビ部分は2回同じように縫ったのでより厚みが増します。
今回は、あくまでも『風』にチャレンジしてみましたが、いつか本当の立体刺繍(3D刺しゅう)にもチャンレンジしてみたいと思います!
刺しゅうのパターンにふれてみる
入社して1年が過ぎ、刺しゅうについてわかってきたような?なっちゃんです。
弊社タジマ工業は刺しゅうミシンの会社です!
そのため、会社で刺しゅうをする機会はよくあります。
入社したてのころ、セミプロ向け刺しゅうミシン彩-SAI-に付属のTAJIMA Writer PLUS(刺しゅうデータ作成ソフトウェア)を使って刺しゅうをしてみて、機械刺しゅうって良い!と最初に思った事が1つあるので今回はそれを紹介したいと思います。
それは 刺しゅうのパターン です。
手刺しゅうだと、大きな部分を埋めるように縫いたいとき、サテンステッチが定番なのかな、と思うのですが、機械刺しゅうだと色々な柄で縫うことができるんです◎
刺しゅうミシン業界ではタタミのパターンと呼ばれています。(タタミみたいに覆うように縫うため)
実は、お店で売られているワッペン、ポーチや帽子、ブランドのロゴなどの刺しゅうにはこのような様々なパターンが使われています。
今日はそんなタタミのパターンを紹介したいと思います◎
絵の得意なマーケティング部の子が作った令和刺しゅう!めっちゃキュート!
クマさんは"Smooth"というパターンで縫っています。
肌を表現したいときはわりとSmoothを使う事が多いみたいです。
次は、先輩Kさんが最近サンプルで作ったアルパカ。かわいすぎる・・・。
白いタタミの部分はこちらも同じ「Smooth」。
ただ、クマさんよりも縫いの角度が斜めになっています。
角度を変えるだけで毛並み感を出せたりもします◎
データ作成時に糸同士の密度を減らして縫ったところ、もこもこ感が出て可愛くなった
そうです◎
(左から Smooth, Pattern1, Pattern7)
服の部分の刺しゅうパターンを変えるだけで無地になったり、模様をつけることもできますよ~!
ちなみにパターンの種類は、タジマライタープラスに43種類入っています。
もう選びたい放題です。笑
刺しゅうミシン持ってないけど、体験してみたい!という方は、
デジタルステッチハウスへ行ってみてくださいね☆
手描きの絵や文字をトートに刺しゅう体験ができるワークショップを行っています。
お店は名古屋・栄にあるので、お近くの方は是非お越しください~◎
全国的に梅雨に入りましたね;;
通勤通学大変ですけど、がんばりましょう~◎
以上なっちゃんでした~!
グリーティングカードで辿るタジマの歴史 vol.4
東海地方も梅雨入りしましたね。
皆さんは雨、好きですか?
いよいよ最後となります、グリーティングカードの紹介をします。
ここからは社内でも記憶に新しいカードとなります。
作成時のこだわりや苦労もつい昨日のように思い出され…あああああああ悪夢がぁぁぁぁぁぁぁ
そんなグリーティングカード、これまでの記事はこちら↓
グリーティングカードで辿るタジマの歴史 vol.1
グリーティングカードで辿るタジマの歴史 vol.2
グリーティングカードで辿るタジマの歴史 vol.3
それではいってみよっ!
【富士山】
原点回帰とでも言いましょうか…これまでにも様々な手法を用いて表現されてきた富士山ですが、
シンプルに平刺しゅうのステッチで山肌を詳細に表現しました。
梅の木はアップリケを使用し、刺しゅうで木の模様を表現しています。
【鶴】
こちらは社内でも人気のデザインです。
太い糸や撚りのない糸をきれいに刺しゅうできる「FSモード」を使用した刺しゅう。
300デニールの撚りのない糸を使って、鶴をふんわり柔らかく刺しゅうしています。
【和歌】
40デニールの細糸を使って塔や松の葉、和歌を細かく刺しゅうしました。松の木や背景の山などは75デニールの糸を使用しています。
ちなみに和歌はスタッフの母(お習字の師範です)が描いてくださったものを刺しゅうしております。
【KABUKI】
一目瞭然、歌舞伎の隈取を刺しゅうしました。
マルチコード装置を使用してコードを縫いとめ歌舞伎役者の顔を刺しゅうしています。
この年は、刺しゅうの説明も刺しゅうで作っています。40デニールの細糸でのレタリング、きれいに表現されています。
ちなみに、Twitterで行っているキャンペーンのプレゼントも隈取ですw(2019年6月7日現在)
こちらも宜しくお願い致しますmm
✨🎊 #50社からのボーナスCP 🎉✨#刺しゅうから夏ボーナス だよ🎁
— 刺しゅうしてみる?.com (@EmbroideryPlay) 2019年6月5日
15種類の隈取が刺繍されたKABUKIトートバック(A4)👜はオリジナル感満載❣️
応募方法👇
1⃣ラブラボ@rublab_tokyo、@EmbroideryPlayをフォロー
2⃣このツイートをRT
みんな応募してねー🤗#歌舞伎 #プレゼント #懸賞 #キャンペーン https://t.co/LodjwOY1vf
【鶴と亀】
前回に続き、マルチコード装置を使用したコード刺しゅうです。
鶴は千年 亀は万年
縁起物の刺しゅうはどこでも喜ばれますね!
さて4回に渡りお送りしたグリーティングカードで辿るタジマの歴史、いかがでしたでしょうか。
今年もまた新しくグリーティングカードを作る予定なので、その時が来たら、時が来たら…またご紹介しますねー!
今週は日常生活にまつわる電化製品がなぜだかすぐに不具合を起してしまう陳アナゴチンでした!
掃除機は3年、冷蔵庫は5年、スマホに至っては半年という早さで修理もしくは買換えとなります…誰か原因を教えて~
立体刺繍風に挑戦 ~のらしver~ Vol.1
新緑の季節5月!!1年で一番好きな季節です!が、なんだか暑かったり暑かったり暑かったりで寒かったり・・・皆様ご体調いかがでしょうか?
ご自愛くださいませ。
さて、最近チームメイトのまたこが、木のシートに刺しゅうをしてみたり
なっちゃんが紙に刺しゅうをしてみたり
と様々な事にチャレンジをしているので、私も何かやってみたいと思い立ちこんなことをやってみました!
立体刺繍風 ~のらしver~
あくまで【風】です。≪かぜ≫ではありません≪~のような≫です。
何をしたかと言うと、単純です。
刺しゅうをする際にフェルトを2枚重ねただけです。
そして、通常通りに縫います。
さて、ここまではいつものように簡単です。
あっという間に出来上がりました。
エビとシャリを別々にしたものも作りました。
縫ったものもをヒートカットします。
レーヨンの糸は熱に強くフェルトのみを切ることが出来ます。
ポリエステルの糸は熱に弱く、ヒートカットすると糸は縮れてしまいますので要注意です!
接着剤でシャリとエビをくっ付けます。
さらに裏処理としてフェルトにくっ付けます。
そして、またヒートカットします。
同様にブロッコリーも作ってみました。
自分で作っておいてどこがどこの部品だか???分からなくなり(^^ゞ
そんなこんなで、何とか作り上げたエビのお寿司とブロッコリー
これらをどうするのかと言うと・・・
***ピアス***
にしてみましたぁ!!
(あっイヤリングへの変更も可能です)
刺しゅうと金具も接着剤!
上から見るとこんな感じ
エビお寿司の厚み(立体感)はご確認いただけますでしょうか?
ただ!!!!!
ご覧の通り、裏と横のフェルトの白い部分が大いに見える・・・
裏→反転した刺しゅうを貼り付ける?
もっと可愛らし色のフェルト、もしくは別の何かへ変更?
横→横にまで刺しゅうを施したい!
と言う訳で、まだまだ改良の余地がある刺しゅうピアスとなりました!
のらし立体刺繍風の道はまだまだ道半ば・・・
次回さらなる飛躍を信じ挑戦は続きます(たぶん)
刺しゅうと製本
こんにちは、なっちゃんです。
先日、名古屋市千種区にあるスタジオ・マノマノさん主催のワークショップに行ってきました!
刺しゅう作家のatsumiさんの著書『刺繍博物図』(小学館)の発売を記念し、
5/9から5/19までマノマノさんにて展覧会が開催されておりました。
また、それに伴って
『 刺繍と製本 』- 紙を刺繍し、ノートを綴じるワークショップ -
が開かれていました。
元々、糸綴じにも手刺しゅうにも興味があった私なので
これは行くしかない・・・!と即予約。
すぐに満席となったようですが、無事参加することができました!
講師はatsumiさん&製本家の都筑晶絵さん。
まずは前半、製本家の都筑さんによるノートの綴じ方のレッスンです。
外紙(表紙)と中紙を選んでいきます。
綴じる工程でさまざまな道具を使いました。
以前、糸綴じを自分なりにやったことがあるのですが、全然うまくいかず、出来栄えもいまいちでむずかしい!と思っていたのですが、
製本講義を受ける中で紙の特性について知れたり、何枚も重なった厚い紙に糸を通すコツなどもわかってすごく勉強になりました。
不器用な私でもめちゃめちゃ綺麗に綴じることができたので嬉しい◎
これをきっかけに道具も色々買い揃えてみようと思っています。
最高の体験でした。
都筑先生、ありがとうございます!
冊子が完成したところで、手刺しゅうスタートです。
atsumiさんが予め鉛筆描きしてくださったイラストに沿って縫います。
ちくちく。こんな感じで。
縫っていくうちに、布より紙に刺しゅうする方が難しいことに気づきました。
縫い終わったあとの玉結びが地味にとても難しい!なにせ相手は紙なので・・・。
自分の指が不器用すぎて泣きそうになっていたら、atsumi先生がコツを教えてくれて、自信が蘇りました。ありがとうございます。
そして、もうひとつ紙に刺しゅうする方が難しいと思ったこと。
以前、このブログで木材シートに刺しゅうする大変さについて復旅娘さんが記事にしていました。
(参考記事)⇒異素材×刺しゅう ~木のシート~ No.2 - 刺しゅうしてみる?.com
紙も同じように、縫い穴同士の位置が近いと破けてしまうんですよね。
だからサテンステッチのような縫い穴間が狭い刺しゅうは紙だとかなり超がつくほど難しいです。
でも紙を素材にして縫うと布とはまた違った立体的や映え方をするので好きなんですよね!とatsumiさんがお話してくれました。
実際完成して、眺めてみると本当にその通りだと思いました。
なんだかあたたかみがありますよね~ :)
遠くから見ても糸の形や束感を感じ取る事ができます。
初めてこういったワークショップに参加したのですが、
改めて、糸っていいな~刺しゅうっていいな~と思いました!
atsumiさん、都筑さん、そしてスタジオ・マノマノさん
突然のお願いにもかかわらず、快く撮影を許可していただきましてありがとうございました。
オートデジタイジングを楽しんでみようー!
ちょっとちょっと!!!!!!
ライタープラスでね、またこ的に便利だなーと思う方法を発見したので
お伝えしようと思います!!!!!
自分でイラストがかけなくても
パンチングができなくても
イラストレーター とか 特別なソフトがなくても!!!!
オートデジタイジングとワード(エクセルでもOK)があれば
君は無敵さ☆キラッ
ライタープラスを使っていて、常々思っていた事が、
ハート とか 星 とかのスタンプがあればいいのにって。
てことで、パソコン(Windows)をお持ちの方ならきっと誰もが持っている(ハズ)
ワード(エクセルでもOK)を活用してみたよー!
※Macはライタープラスでは推奨していませんのでご注意を
図形 を JPG で保存して オートデジ します。
以上。
(めちゃ簡単じゃん、、、 )
【ワードの作業】
雲とハートの図形を使うよー
【ライタープラスの作業】
オートデジタイジングで一発変換
【刺しゅう完成】
うん、いいね!!
【ワードの作業】
縁どりがほしいので
図形の塗りつぶしを”なし”にして、枠線を太くしたよー
【ライタープラスの作業】
同じ画面でオートデジタイジングすると 、データが重なります
※雲の中央にある段落矢印も、きっちりデジタイジングされました(笑)
【刺しゅう完成】
幅1.5mmくらいですが、きちんと重なっています。
縁どりって自分で作ると上手に重ならなくて、どうしても太く作ってしまいがちなので、これは便利。
【ワードの作業】
文字はどうなるのかなー
色も追加してみたよー
【ライタープラスの作業】
自動変換すると6色に。
"CLOUD"の文字が2色になっているので1色に変更したり、
刺しゅうの順序を入れ替えたり編集を加えます。
【刺しゅう完成】
最終的には4色で3000針ちょいです。
オートでこれだけできるなら、他にも作ってみたくなりました!!!
アナログかもしれませんが、、、w
ソフト買うと高いですからね。
ワードの使い方は、グーグル先生に聞いてね!
以上、「オートデジタイジングを楽しむ方法」をお伝えしましたー!!!
グリーティングカードで辿るタジマの歴史 vol.3
こんにち令和
「令和」を迎えた瞬間、あなたは何をしていましたか?
そう、私は、宙を舞っていました。まるで年越しにジャニーズカウントダウンを見ながらジャンプするかのように...
さて、前回から引き続き、グリーティングカードの紹介をします。
vol.1、vol.2はこちら↓
【逆さ富士】
キラキラと光る水面に映る富士山
透明シークインを水面に見立て、富士山を昇華転写しました。
富士山は75デニールの糸を使用してより繊細に表現しております。
【福】
フリップオーバーと言われる手法を用いたシークイン刺しゅう。
下から上へシークインをめくると、福の文字が現れました!
ゴールド x ゴールドとゴールド x 赤のシークインを使用して文字を作成しました。
触り心地も最高です!
【打ち出の小槌】
カードを振ると小槌の中のシークインがサラサラと揺れます。
水溶性の糸(ソルブロン)を使用してシークインを縫い止め、その上からアップリケを縫い止めました。
お湯で糸を溶かすとシークインがバラバラになり、アップリケの中で動きます。
使用しているシークインは2mm、3mm、5mmの3種類です。
シークイン刺しゅうは縫い止め方や種類、手法によって表現が大きく変わります。
キラキラ好きにはたまらないシークイン刺しゅう、また改めて紹介したいと思います!
次回は最後となります「グリーティングカードで辿るタジマの歴史 vol.4」をお送りします。
10連休だったGW、猿に熊にうさぎにリスに羊に牛に馬にアルパカにふれあい、もふもふを満喫した陳アナゴチンでした。
あ~もふもふ最高!