異素材×刺しゅう ~木のシート~
どうも。
またこです。
春でぇむん
ですね。
春だなぁ、でしたっけ。
小学生の時に国語でやったような、春になると思い出すフレーズ。
ゆるい感じが、好きですねぇ。
あぁ、やる気でねぇ。。。。
だって、春でぇむん。
てことにしておきましょう。
さて、以前ブログで、刺しゅうする素材について考えた事がありまして。
刺しゅうは「布にするもの」という概念から飛び出して、もっと自由で面白い発想で、
何が出来る?何に出来る?
違う目線から、刺しゅうを楽しんでもいいんじゃないの~?
という思いがずっとあり、 やっと1歩踏み出したのであります。
成功するかどうかはさておき、とりあえず、「刺しゅうしてみた!!」
では、いってみよー!
今回使用する素材はコチラ
ミシンで縫える木のシートです。
木の種類も全部で5種類あり、それぞれ雰囲気が異なります。
同じ種類を2枚づつ注文したのですが、それぞれ木目が異なり、ひとつとして同じものはありません。
手触りはとてもスベスベ、紙のよう。
シートの裏側になにやら特殊な加工がしてあり、 そのお蔭で割れたりすることが無いようです。
粘着シートでシールの様になっているものもありましたが、刺しゅうするには、粘着部分が針につきそう、という事でそちらは落選。
そして、今回使うのはこちらの柄!
SAIデザインサイトから借用しました。
桜の木目のシートに、桜を刺しゅうしちゃいましょう!
はい!
同じ柄を縫ってみましたが、やっぱりダメなんかぁぁぁぁぁ
中心の黄色い部分が抜け落ちてしまいました。
針数が多くて、キリトリ線みたく穴が開いてしまったのか。
全く出来ない事はないですが、これでは使い物になりませんね。。。
次、はーい!!
おおおおおおーーー(パチパチ)
これはいいんでないかい?
同じ柄で厚めの芯地を使用したら、黄色の真ん中部分もしっかり縫えました。
ちなみに、1枚目の写真は、芯地なしなので、芯地のサポート力を実感しました。
もっと針数を減らしたり、この素材に適した柄が作れないものか???
と思い、桜のアウトラインをなぞり、自分で作ったデータでトライ!!
がびーん。。。
葉っぱの部分ですが、芯地なしだと見事に抜けおちてしまいました。
芯地ありだと、、、
はい、きちんと縫えます。
芯地は必須のようですね。
花びらの部分は、針数を少なくデータを作ってみたのですが、もっと密度を上げてもよさそう。
針は11番を使用しましたが、針あなが目立つので、9、10番など、もっと細い針に交換してみてもいいかもしれません。
成功したら、何作ろうかな♪
名刺入れを持っていないので、縫製して、刺しゅう入りの名刺入れなんてどうでしょう?
また完成したら報告しますね~
不朽の名作とは
3月入って急に暖かくなり、春が駆け足でやってきたようです。
そして春の暖かさと共にアイツもやってきた...雄しべの先端にある葯(やく)の中にできる粉状の生殖細胞(googleより)
THE 花粉
そう、植物が種の保存かけて命を撒く
THE 花粉
彼らが生き残るためには仕方がないことだとは分っているつもりなのですが...いや、ちょっと待て、そんなにばら撒く必要ある???
貴重な固体など後世に残したい生物や産物、芸術、技術などたくさんあります。
ってことで、後世に残したい不朽の名作を刺しゅうにした刺しゅう額を紹介します!
弊社のショールームや応接室、会議室には刺しゅうで作られた額、いわゆる刺しゅう額が飾られております。
原作は江戸時代後期の浮世絵師・葛飾北斎の「富嶽三十六景」
これらの刺しゅう額は、生地にプリントしたりアップリケを使用しています。
刺しゅうは平刺しゅうだけでなく、サガラ刺しゅうで葉が生い茂っている様子を表現しています。
「神奈川沖浪裏」の波しぶきは2サイズのスパンコール(5mm、3mm)で表現され、光が当たるとキラキラしてきれいです。
「尾州不二見原」は樽と人の部分はアップリケを使用して表現しています。人の表情や身体の影など刺しゅうです。
「御厩川岸より両国橋夕陽見」の船から夕陽を眺める人の表情や着物の模様も細かく表現されています。
「隅田川関屋の里」は、馬を2種の異なる生地をアップリケにして使用しています。同じ馬でも違った雰囲気になりますね。
そして富嶽三十六景と言えば...
富 士 山
そう、
Mt. Fuji
富士山も少しづつ違った模様になっております。
刺しゅうになると浮世絵とはまた違った雰囲気がでますね。
刺しゅうする生地や糸、手法によってもまた違った作品になります。
平刺しゅうだけでなく、スパンコールやコードなどを使っても面白いかも。
刺しゅう額の一部は弊社ウェブサイトでご覧いただけます~
今回は、絵画の知識が皆無な陳アナゴチンが陳腐な表現で絵画を紹介するという企画物でお送りしました。
ではまた。
手描きのイラストを刺しゅうしてみる~パート2 試縫い編~
こんにちは~!
新入社員なっちゃんです。
本日は”手描きのイラストを刺しゅうしてみる”シリーズ
パート2 試縫い編です。
それでは今週もいってみよう~◎
↓パート1の記事はこちらからどうぞ↓
手書きのイラストを刺しゅうしてみる~パート1 データ作成編~ - 刺しゅうしてみる?.com
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~パート2 試縫い編~
今回もタジマ工業の刺しゅうミシン彩-SAI-を使用。
また、彩付属刺しゅうソフト(TAJIMA Writer Plus)を使用しました。
さて!前回はデータ作成(デジタイジング)に取り組みました。
今回は実際に試縫い(※)をしていきます・・・!
※試縫い(しぬい)・・試し縫いのこと。
完成した刺しゅうデータをUSBに取り込んで、
彩-SAI-につなげて、刺しゅうスタート!(使い方は今回省略)
試縫い第一号ちゃん!
自分が描いた絵が初めて刺しゅうになって、超感動!!
だがしかし、よく見ると、色々アラがありまして・・・泣
まず、私がまず気になったのは、
ほっぺ。
データ上ではちゃんと丸いほっぺを作ったはずなのに
なぜ楕円形…!?泣泣
ここで、先日復旅娘さんが紹介してくれた
”生地の縮み”に関する記事を思い出しました。
例によって、糸に引っ張られて生地がわずかに縮んだ事により、
楕円形になっていたようです。
というわけで、データを修正してみました。
↑画像の矢印方向にほっぺをもう少し広げてみます。
生地が糸に引っ張られて縮んでも大丈夫なように、
こういった感じで逆楕円形にしてみました。
それでは以下、試縫い第2号さん。
ほっぺが丸い形にかなり近づきました○○○
喜びもつかの間、今度は目が丸くないのが気になってきました…
直すには、また刺しゅうデータを修正する必要があります。
試縫いを1回したからといって、すぐ本番というわけにはなかなかいきません。
何度も試縫いを行うことで、よりきれいな刺しゅうを目指していきます。
奥が深いですよね~深いんです(サラリ)
というわけで次回は~パート3 また試縫い編~(仮)です。
こちら3月29日(金)更新予定です!
がんばってもっときれいな刺しゅうを作って
友達にプレゼントするぞ~!(エイエイオー)
以上、なっちゃんでした~!またね!
きいろくんとSAIくん
名古屋市東区白壁のタジマ工業㈱というところに、1台のSAIがおりましたとさ。
そのSAIは≪刺しゅうしてみる?.com≫のメンバーにたいそう可愛がられているそうな。
今回はきいろくんとSAIくんとのお話・・・
*****はじまりはじまり*****
やぁ!ぼくはきいろ。
まいごにならないように「刺しゅう」ってなふだも付けてもらってる。
ぼくとSAIくんは大の仲よし!
今日もいっぱいあそぶぞぉーーー
おうちからしゅっぱつ!
すぐに、ながぁーーーーいトンネルに入るんだ。
ほかのお友達とぶつからないように。
ながぁーーーいトンネルをぬけると・・・
糸のみちにたどりつく。
このみちは、ぎゅっぎゅっとせまくなったり、ふわぁふわぁ~とひろくなったり
きれいな刺しゅうをするための大事なみち。
そして、つぎにたどりつくのがここ。
ぼくやボビンくんの糸がケガをしていないかいつも見ていてくれるんだ。
ケガしちゃったときには、SAIくんはちゃんと止まって教えてくれるよ。
そのあとは、下へいったり上へいったり♪
ぴょんぴょんぴょんぴょん
ほかのお友達もいっしょ!
そして、ハリさんのほそーーーーいあなをとおってかんせい!
もうひとりだいじなお友達のボビンくん
ボビンくんの糸とぼくの糸が手をつないで刺しゅうができるんだ!
ぼくは、こうしていつもSAIくんとボビンくんといっしょにあそんでるんだよ!
大のなかよし!!
*****おしまい*****
ナレーションはのらしでした・・・
事実を元にしたフィクションです
外見で判断してはいけない▢◆▢
どうも。
またたびむすめです。
先日、白仮面の、可愛いイラスト似顔絵が紹介されたのですが、その時に復旅娘と、、、自分の本名(!?)を再認識しました。
ツイッターでは、文字制限もあるため「またこ」と愛称を使っています。
外国でも、「エリザベス」という名前の方が「リズ」や「ベス」と呼ばれるのと同じですね。
そんな、(どうでもいい)アピールをしてしまいがちなまたたびむすめですが、
先週、ある刺しゅうしていたところ、、
あれ、、目がおかしくなったかな、なんか、歪んでない?
データは四角でつくったのに、、、どういうこと?
ステッチを斜めにしたので、四角がひし形のようになってしまいました。
お師匠さまぁ、アドバイスプリーズ。
「縫い目の方向に生地が縮んじゃうから、刺しゅうも縮んじゃうんだよ。逆に、縫い目に対して90度の方向は、少しだけ刺しゅうが膨らむの。だから、ひし形のように見えるのよ。」
???
んー、、、、図にすると、こういう事らしいです。
水色の矢印の方向に対し、生地が引っ張られるため、ひし形のようになってしまう、と。
中央の、黒い四角で囲んだ部分を見てみると、角の丸みが均一になっていない事からも、歪んでいる感、伝わりますかね。
イメージが伝わらないかもしれないので、動画もどうぞ。
四角に縫うには、データ作成に工夫が必要という事でした。
縫い方向は、真横、もしくは縦にします。
今回は縫い目を真横にしたので、幅が縮んでしまうので、結果、少し縦長に縫いあがってしましますね。
なので、柄が左右に少しだけ縮む事を考えて、左右に数ミリのばします。
上の画像と見比べると、若干ではありますが、左右に0.5mmほど、横長にしました。
縫うと、四角形に見えるようになりました。
こちらも動画載せておきますね。
見比べると、こんな感じです。
おおおお、全然ちがう。
四角の作り方を知らなかったので、少しの工夫でこんなにも見栄えがかわるのかと、びっくりしました。
イラストに忠実に作ったとしても、その通りに仕上がる訳ではないのですね。
イラスト通りに「見える」ように、データを作らなくてはなりません。
これは、全ての刺しゅうデータ作成に共通する事だと思います。
どういう風に見せたいのか、そのためにはどのステッチが適切か、などなど、他にも色々な要素があると思いますが、経験と、想像力が必要になります。
たかが▢、されど▢、、、
シンプルな見た目に騙されてしまいました。
もしかして、デザインの基本である、△や〇も、一筋縄ではいかないの!???
シンプルなものほどアレのような気がしてきました。
機会があれば、ご紹介したいと思います。
またこ
手書きのイラストを刺しゅうしてみる~パート1 データ作成編~
こんにちは、まだまだ新入社員だよ?なっちゃんです。
先日、友人の子どもがめでたく生まれました。(近しい友人の中では初めて!嬉しい~)
尊いな~お祝い何にしようかな~~とルンルンウンウン考えていたところ
「せっかくだし会社の刺しゅう機を使って刺しゅうグッズをプレゼントしよう!」と思いつきました。
プライベート用だったので、お昼ご飯を食べながらちょこちょこ作り、仕事が終わった後に毎日15分こつこつ作り、1ヶ月かけて最近ついに完成しました!わーい!
(かわいいフォントでネーム刺しゅうもしましたが、プライバシー保護のため消させていただきます泣)
どのように作ったか、大まかな流れについて今回ブログに書いてみようと思います。
あ、先にお伝えしておきますが、プライベート用で十分な時間がとれず&手探り状態で作っていたので、プロのクオリティには程遠いです。
企業のブログなのに!と思われるかと思いますが、お読みになる前にどうかそこはご了承ください…すみません…
ただ、刺しゅうミシンで刺しゅうするっていうのはこういうことなんだなと知ってもらえたら嬉しいです。
手刺しゅうとは作る過程が一味違っておもしろいですよ~!
ではいってみよう◎
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~パート1 データ作成編~
今回はタジマ工業の刺しゅうミシン彩-SAI-を使用。
また、刺しゅうデータを作成するためにTAJIMA Writer Plus(ソフトウェア)を使用しました。
まず、下絵を描きました。
これをスキャナーで取り込み、jpegで保存。
そして、TAJIMA Writer Plus で読み込みます。
簡易デジタイジングというツールを使って刺しゅうしたい箇所を囲います。
(Photoshopお使いの方はおわかりになるかもですが、ペンツールのパス抜きの要領と少し似ています!)
一周囲み終えると、ほっぺの部分の刺しゅうデータが完成しました。
こんな感じで目や肌もどんどん作っていきます。
全部終わったあとはこちら。
あれ、目と目がつながっちゃってる!しかもげじ眉!と思われるかもしれませんが、大丈夫です。
糸切りという作業を刺しゅうした後に行うので、ノープロブレムです。
(自動で糸切りを行うことも可能ですが、そうすると必然的に裏面の糸の量が増えてしまうため、今回はハサミで糸切りをすることにしました。)
これでデータが完成しました。ふう。
次回は、パート2 試縫い編です。実際に布に縫っていきます。
3/1に更新予定です。
乞うご期待~!
聞いて欲しい [刺しゅうしてみる?.com] 名前の由来を
昨年5月に誕生した「刺しゅうしてみる?com」
(刺しゅうしてみる?.com (@EmbroideryPlay) | Twitter)
コンセプトは、
『刺しゅうに親しみを持ってほしい!』
『刺しゅうの素晴らしさを多くの人に知ってほしい!』
『そしてタジマ工業株式会社を知ってほしい!』
と、欲望の塊で始まったSNSプロジェクト。
何故「刺しゅうしてみる?com」なのか。
ここに至るまで、メンバー全員で案を出し、何度も打ち合わせを繰り返し、あーでもないこーでもないと意見を出し合いました。
『刺しゅうってワードは必須だよね』
『「好き」とか「やってみたい」とかそういう願望も含みたいよね』
『刺しゅうでコミュニケーションしたいとか、刺しゅう好きコミュニティとか世界にも拡散できるようなイメージがいいよね』
などなど様々な意見を合わせ、
「刺しゅうしてみる?.com」
としました!
「刺しゅうしてみた」でもなく「刺しゅうしよう」でもなく「刺しゅうしてみる?」なのは何故か。
「刺しゅうしてみた」→私たちだけが楽しんでる感じになる?
「刺しゅうしよう」→押しつけがましくない?
「刺しゅうしてみる?」→お誘いしている感じで押しつけがましくない!軽い雰囲気でイイ!
という経緯で決まりました。
刺しゅうに興味がある方、より刺しゅうを知りたい方、また刺しゅうに興味がない方々に気軽に声をかけて頂ける存在になりたい。
そんな目標があるのです。
が、
白仮面のビジュアルと相まって個人垢と思われていることが...(うんまぁ仕方がないw)
私たちは正真正銘 タジマ工業株式会社 公認SNSプロジェクト なのです!
※イラストはタジマ工業キャラクター「たじまん」を描いてくださっている「Pony Team」さんに描いて頂きました!
こんな我々ですが、皆様どうぞ末永いお付き合いを宜しくお願い申し上げます!
前回年末のブログから、もうこれ以上のエンカウントはないだろうと思っていたのに、
お正月明け早々インフルエンザを発症し、治りかけた頃に家族へ飛び火、さらにソレがブーメランのごとく返ってきて再び高熱発症、そして風邪の後遺症か副鼻腔炎を発症するという2週間で1年分の体力を消耗した陳アナゴチンでした。
もうMPは残っておりません…
まだまだインフルエンザはこれから襲ってくるので、警戒していきましょうー!