刺しゅうと製本
こんにちは、なっちゃんです。
先日、名古屋市千種区にあるスタジオ・マノマノさん主催のワークショップに行ってきました!
刺しゅう作家のatsumiさんの著書『刺繍博物図』(小学館)の発売を記念し、
5/9から5/19までマノマノさんにて展覧会が開催されておりました。
また、それに伴って
『 刺繍と製本 』- 紙を刺繍し、ノートを綴じるワークショップ -
が開かれていました。
元々、糸綴じにも手刺しゅうにも興味があった私なので
これは行くしかない・・・!と即予約。
すぐに満席となったようですが、無事参加することができました!
講師はatsumiさん&製本家の都筑晶絵さん。
まずは前半、製本家の都筑さんによるノートの綴じ方のレッスンです。
外紙(表紙)と中紙を選んでいきます。
綴じる工程でさまざまな道具を使いました。
以前、糸綴じを自分なりにやったことがあるのですが、全然うまくいかず、出来栄えもいまいちでむずかしい!と思っていたのですが、
製本講義を受ける中で紙の特性について知れたり、何枚も重なった厚い紙に糸を通すコツなどもわかってすごく勉強になりました。
不器用な私でもめちゃめちゃ綺麗に綴じることができたので嬉しい◎
これをきっかけに道具も色々買い揃えてみようと思っています。
最高の体験でした。
都筑先生、ありがとうございます!
冊子が完成したところで、手刺しゅうスタートです。
atsumiさんが予め鉛筆描きしてくださったイラストに沿って縫います。
ちくちく。こんな感じで。
縫っていくうちに、布より紙に刺しゅうする方が難しいことに気づきました。
縫い終わったあとの玉結びが地味にとても難しい!なにせ相手は紙なので・・・。
自分の指が不器用すぎて泣きそうになっていたら、atsumi先生がコツを教えてくれて、自信が蘇りました。ありがとうございます。
そして、もうひとつ紙に刺しゅうする方が難しいと思ったこと。
以前、このブログで木材シートに刺しゅうする大変さについて復旅娘さんが記事にしていました。
(参考記事)⇒異素材×刺しゅう ~木のシート~ No.2 - 刺しゅうしてみる?.com
紙も同じように、縫い穴同士の位置が近いと破けてしまうんですよね。
だからサテンステッチのような縫い穴間が狭い刺しゅうは紙だとかなり超がつくほど難しいです。
でも紙を素材にして縫うと布とはまた違った立体的や映え方をするので好きなんですよね!とatsumiさんがお話してくれました。
実際完成して、眺めてみると本当にその通りだと思いました。
なんだかあたたかみがありますよね~ :)
遠くから見ても糸の形や束感を感じ取る事ができます。
初めてこういったワークショップに参加したのですが、
改めて、糸っていいな~刺しゅうっていいな~と思いました!
atsumiさん、都筑さん、そしてスタジオ・マノマノさん
突然のお願いにもかかわらず、快く撮影を許可していただきましてありがとうございました。