刺しゅう機で縫製してみた パート2 ~型作り、刺しゅうデータ作成~
どうも、またこです。
このたび、台風19号の被害に遭われた皆様におかれましては、心よりお見舞い申し上げます。先日、上信越方面に出掛けましたら、高速道路が通行止めだったり、お店が以前より閑散としていたりと、台風の被害を改めて感じました。山や温泉など、良いところが沢山あります。お米やお水も美味しいし。紅葉も大変すばらしく、微力ながら観光で支援出来たらと個人的には思うわけです。
一日も早く復興しますよう、心よりお祈り申し上げます。
さて以前、刺しゅう機でコインケースが作れるよ、とブログを書きました。
実際使用してみると、コインも出しやすく、お札やレシートをねじ込めるスペースが笑。
小さくて使いやすく、お気に入りです。
パート2では、詳しい作り方を紹介していきます。
他にも作り方があるとは思いますが、今回は自分の方法で説明しますね。
もっと簡単な作り方がありましたら是非コメント下さい。(知りたい、、、)
まず、型取りから。
方眼用紙に1辺が10cmの正三角形を書きます。
方眼用紙は、フリー素材でダウンロードしました。
コンパスを持っていなかったので少々手間取りましたが、コンパスを持っている人は使うと便利です。
それぞれの三角形を切取り、少し隙間をあけてテープで止めます。
折り目の部分は余裕をもって。
角は作る必要がないので、丸く切っておきましょう。
これで展開図の完成です。
型が出来たら、3つの刺しゅうデータを作ります。
①ワンポイント柄
②縫製用
③飾り用
です。
データ作成には毎度おなじみ、
彩付属ソフト「ライタープラス」を使用しました。
では、スターーーーーーーート!
①ワンポイント柄データ
自分で作るも良し、彩刺しゅうデザインショップから選ぶも良し。
サイトには完成した柄が1,000柄ほどあるので、ここから選ぶのもいいですね。
https://sai-embdesign.stores.jp/
②縫製用データ
型をスキャンします。
画像の形式は、JPGにしないと読み込めないので、注意しましょう。
自分は、間違えてPDFを取ってしまう事が多いです。。。
縫製用のデータを作成します。
イメージ-読込み から、スキャンしたJPG画像を選択して、画像を表示させます。
こちらのアイコンでパンチング(データ作成)を行います。
パンチングのアイコンが隠れている場合があります。
見当たらない時は、表示させましょう。
編集-設定-「表示ツールバーへパンチングツールを表示」をクリックします。
パンチングツールの下矢印を押すと、5つのアイコンが表示されます。
・マニュアル
・ランニング
・サテンボーダー
・サテン
・複合フィル
今回はランニングを使用します。
2枚合わせた生地を中表にしたいので、ひっくり返す所を開けておきます。
強度を持たせるため2重に刺しゅうしたいので、スタートエンドを同じ位置にします。
あ、縫製の時は、糸はぜひポリエステルを使いましょう。レーヨン糸は伸びにくく強度が弱いため、ポリエステルと比べると、引っ張った時ちぎれやすいです。
刺しゅうはあくまで装飾の役割で、強度はそれほど必要ないので、光沢の美しいレーヨン糸を基本的には使っています。
次に、先ほど作った刺しゅうデータの外側1㎝くらいのところにカット線を作成します。
ランニングで、フリーハンドで構いません。
ざっくり!!!!!
形を変形したい時は、選択ツールの下矢印を押して、変形ツールで形を整えます。
自分が打ったポイントが赤い点で表示されるので、そこに矢印を合わせてクリックします。青色になったポイントは移動可能です。
器用な人はカット線は不要かもしれませんね。
必要に応じて作成してください。
これで、縫製用のデータが完成です。
③飾り縫い用データ
②のデータを「別名で保存」して、そのデータを使います。
内側の縫製ラインを、再度ランニングでなぞり、別のセグメントを作ります。
作ったセグメントを縮小して、内側約1cmくらいになるところに配置します。
ランニングデータを柄に変えます。
画面右側のバーを押すとプロパティや順序を確認する画面が表示されます。
ステッチのスタイル「プログラム」を選択します。
プログラムの中から、飾縫いで使うパターンを選びます。
180種類ものデータがあり、針数やステッチの幅、高さなどが異なります。
柄はまた別の機会にご紹介出来たらいいなーと思っています。
206の柄が可愛いっぽいので、こちらに決定。
仕上がりは刺しゅうしてからのお楽しみです。
あと、とても初歩的ですが、忘れがちなこと。
いつも編集しているデータ(PXF)を保存したら、
機械で縫うデータ(TCF,DSTなど)も保存しましょう。
USBから柄をセットする時、保存した柄がない!!!と思ったら、それはきっとPXFデータです。PXFは機械では読み込めないので、必ず確認しましょう。
沢山工程があったので、おさらいです。
型作り
正三角形を4つ繋げます。
データ作り
①ワンポイントデータ
お好きなものを。
②縫製用データ
縫い線とカットするガイド線を作ります。
③飾縫い用データ
ランニングからプログラムランに変換します。
\ Writer PLUSって意外と使えますね。/
ワンポイントや名入れだけじゃないんですよー
自分で柄を作ったり、ランの種類も豊富にあります。
これだけでもかなり遊べます。
無地の生地に、刺しゅうを入れてオリジナルの高級生地にすることも可能です。
(あぁ楽しいもっと遊びたい、、、モチロン刺しゅうで)
パート3では、いよいよ実際に縫ってみます。
最終回をお楽しみにー!